Tunnel Gatewayの作成
本ページでは、OCXポータルを利用してTunnel Gatewayリソースを作成する方法について説明します。
Tunnel Gatewayの作成画面ではOCXネットワークとTunnel Gatewayを接続するためIPv4アドレスの指定を行います。
VRRPを利用した冗長構成のIPv4インターフェイスを作成するため、ローカルIPv4アドレス(マスター)、ローカルIPv4アドレス(バックアップ)、VRRP 仮想IPv4アドレスのアドレスを設定する必要があります。
準備
Tunnel Gatewayリソースを作成する前に以下をご確認ください。
- 自身のUser Roleが
admin
oruser
権限のいずれかであること
Tunnel Gatewayリソース作成手順
- OCXポータルにログインします。
- 左側のナビゲーションバーより、[Tunnel Gateways] をクリックします。
- Tunnel Gateways ページから、右上の [+作成] をクリックします。
- Tunnel Gatewayリソー ス作成のステップへ切り替わります。入力項目は以下のように設定し、[作成] をクリックします。
- 名前
- 任意の名前を入力します。簡単に識別できる名前を入力しておくと管理がしやすくなります。
- 文字数は、最大40文字です。
- ローカルIPv4アドレス(マスター)
- ローカルIPv4アドレス(マスター)をCIDR(IPv4/mask)形式で入力します。(例:192.168.0.1/24)
- ローカルIPv4アドレス(バックアップ)
- ローカルIPv4アドレス(バックアップ)をCIDR(IPv4/mask)形式で入力します。(例:192.168.0.2/24)
- VRRP 仮想IPv4アドレス
- VRRPの仮想IPv4アドレスを入力します。(例:192.168.0.254)
- 名前
- 作成確認のポップアップが表示されますので、内容をご確認いただき、[作成] をクリックします。
- 画面上部に作成したリソースがリストに表示されますので、リソースの横のステータスが available になることを確認します。
※availableの表示になる前にcreatingの状態になります。availableになるまでお時間を要しますので、今しばらくお待ち下さい。
※右上の更新ボタン
をクリックすることで状況を更新することができます。
補足
- Tunnel GatewayではVRRPを利用したIPv4インターフェイスを構成するため下記の事項に注意してください。
-
指定するIPv4アドレスはローカルIPv4アドレスに加えVRRP仮想IPv4アドレスを設定する必要がございます。適切な大きさのサブネットでご利用ください。
(VRRPを併用する際に、Point-to-Point接続を想定して/31のサブネットを指定すると、アドレスが不足するため設定できません) -
InterfaceのローカルIPv4アドレス及びVRRP仮想IPv4アドレスには、ネットワークアドレス・ブロードキャストアドレスの指定はできません。
-
利用できるアドレスファミリはIPv4のみです。IPv6アドレスは設定できません。
-
Tunnel Gateway作成後、VCにTunnel Gatewayを Tunnel Gateways としてアタッチすると通信できるようになります。
-
Interfaceには、下記に定めるIPv4及びIPv6アドレス帯は利用できません。
- IPv4アドレス
アドレス帯 備考 0.0.0.0/8 RFC1122 this network 127.0.0.0/8 RFC1122 localhost 192.0.0.0/24 RFC5736 IETF protocol Assignments 192.0.2.0/24 RFC5737 TEST-NET-1 192.88.99.0/24 RFC7526 6to4 anycast relay 198.18.0.0/15 RFC2544 benchmarking 198.51.100.0/24 RFC5737 TEST-NET-2 203.0.113.0/24 RFC5737 TEST-NET-3 240.0.0.0/4 Multicast Address 224.0.0.0/4 Multicast Address
-
以上で、Tunnel Gatewayリソースの作成が完了となります。