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本ページでは、OCXポータルで、基本的なOCXネットワークを利用した構成を作成する方法について説明します。
OCXネットワークの要素
OCXネットワークは、以下の要素で構成されています。
- Physical Port
- Physical PortはOCXネットワークへの接続ポイントであり、利用したい拠点にPhysical Portを作成する必要があります。
- Virtual Circuit Interface(VCI)
- VCIは、Physical Portを作成した後に設定することができる接続インターフェースであり、VLANに相当する機能になります。 作成後は、VCに接続することができます。
- Virtual Circuit(VC)
- VCは、1つの大きなブロードキャストドメインとして振る舞い、VCIやCloud Connection、Router Connection、Internet Connection、Internet Gateway、Tunnel Gateway、SaaS Connection、SmartVPN Interfaceのレイヤ2の論理回線を相互に接続することができるリソースとなります。
- Cloud Connection
- Cloud Connectionは、各クラウドサービスへ接続するための接続インターフェースであり、レイヤ2の論理回線としてVCに接続することができます。
- OCX-Router(v1)
- OCX-Router(v1)は、OCXネットワークにてIPルーティングを行う機能です。作成後はRouter Connectionと呼ばれる論理回線として扱われ、VCに接続することができます。
- Internet Connection
- Internet Connectionは、OCXネットワークを介してインターネット接続を行う機能です。作成後はInternet Connectionと呼ばれる論理回線として扱われ、VCに接続することができます。
- Internet Gateway
- Internet Gatewayは、OCXネットワークを介してNAT機能を利用したインターネット接続を行う機能です。作成後はInternet Gatewayと呼ばれる論理回線として扱われ、VCに接続することができます。
- Tunnel Gateway
- Tunnel GatewayはOCX上に構築したプライベートネットワークとお客様の光回線を接続する、OCX側のトンネル終端となる機能です。
- SaaS Connection
- SaaS Connectionは、OCXネットワークを介して各SaaS事業者へ接続するための接続インターフェースです。作成後はSaaS Connectionと呼ばれる論理回線として扱われ、VCに接続することができます。
- SmartVPN Connection
- SmartVPN Connectionは、ソフトバンク株式会社が提供するVPNサービス「SmartVPN」へ接続するための接続インターフェースです。作成後はSmartVPN Connectionと呼ばれる論理回線として扱われ、VCに接続することができます。
- Access Line
オフィスビルや店舗など、各接続ポイントからOCXネットワークへの接続を提供します。- Access Line powered by MDA
MDA社(丸の内ダイレクトアクセス)が提供する光ファイバーネットワークとOCXネットワークとの接続を実現します。 - OCX光 プライベート
東日本電信電話株式会社(NTT東日本)および西日本電信電話株式会社(NTT西日本)が提供するフレッツ網とOCXネットワークとの接続を実現します。
- Access Line powered by MDA
拠点間接続
ここでは冗長性は考慮していません。詳細は各リンク先をご参照ください。
- 拠点の選択
- Physical Portの作成
- VCIの作成
- 2拠点目のPhysical Portと2個目のVCIの作成
- VCを作成
- VCを作成した2つのVCIにアタッチ
拠点からクラウドサービスへの接続
ここでは冗長性は考慮していません。詳細は各リンク先をご参照ください。
- 拠点の選択
- Physical Portの作成
- VCIの作成
- クラウドサービスプロバイダーを選択し、Cloud Connectionを作成
- VCを作成
- VCを作成したVCIとCloud Connectionにアタッチ