Physical Portの作成
本ページでは、OCXポータルを利用してPhysical Portを作成する方法について説明します。 Physical PortはOCXネットワークへの接続ポイントであり、トラフィッ クを転送する場所にPhysical Portを作成する必要があります。
準備
Physical Portを作成する前に以下をご確認ください。
- 自身のUser Roleが
admin
oruser
権限のいずれかであること - OCXネットワークが位置するデータセンターへのオンプレミス側接続デバイス、接続ルートを保有する or 調達目処があること
注意事項
現在OCXで提供しているPhysical Portにおいて、受け入れられるイーサネットフレームサイズは最大 [8926バイト] です。
これを超えるイーサネットフレームはOCX機器側で分割されず破棄※されますので、ご注意下さい。
※お客さまに提供するポート仕様がレイヤ2タイプであるため
Physical Portとの接続においてはポートのAuto Negotiation機能をOFFにし、Duplexは全二重固定に設定してください。
機器によってはAuto NegotiationをONのまま接続すると、うまく通信できない場合があります。
Physical Portにおいて、下記のトラフィックについては制限があります。
- BUM(Broadcast, Unknown unicast, Multicast)トラフィックは、物理帯域の0.1%までに制限されます。
- BPDUをフィルタしているため、STPはご利用頂けません。
Physical Port 作成 手順
-
OCXポータルにログインします。
-
左側のナビゲーションバーより、[Physical Ports] をクリックします。
-
Physical Ports のリストページから、[作成] をクリックします。
-
情報入力画面へ切り替わりますので、下記項目を記入し、 [作成] をクリックします。 入力画面で * がついている項目は必須入力となります。
- 拠点(DC)
- 準備 - 2 に記載したオンプレミス側接続デバイス/接続ルートを検討した上で、OCXネットワーク拠点(DC)を選択ください。OCXネットワーク拠点(DC)一覧はこちら
- 名前
- 任意の名前を入力してください。特に複数のPhysical Portを作成する場合は、簡単に識別できる名前を入力しておくと管理がしやすくなります。
- 文字数は、最大40文字です。
- ポートの冗長
- オンに設定しプルダウンからPhysical Portを選択することで、同一拠点(DC)内で、指定したPhysical Portを収容している機器とは別の機器にPhysical Portを作成することができます。
機器故障時の単一障害点を回避する有効策ですので、必要に応じてご利用下さい。
- オンに設定しプルダウンからPhysical Portを選択することで、同一拠点(DC)内で、指定したPhysical Portを収容している機器とは別の機器にPhysical Portを作成することができます。
- 速度(帯域)
- 以下から選択ください。また、選択する際には自身の所有するネットワーク機器が対象メディアに対応しているかをご確認くだ さい。
速度(帯域) メディア 1Gbps 1000BASE-LX 10Gbps 10GBASE-LR
- 拠点(DC)
-
[作成の確認]ポップアップが表示されますので、注文にかかる料金をご確認いただき、[作成] をクリックします。
-
Physical Ports のリストページが表示され、注文したPhysical Port のステータスが
ordered
になることを確認します。 -
注文完了後、サービスに適用される責任分界点を指示する承認書LOAの発行します。 LOAの発行手順は、こちらをご参照ください。
-
Physical Port 作成手順 - 4 - 拠点(DC) で指定したデータセンター事業者にLOAを提出して、オンプレミス側接続デバイスから注文したPhysical Portへの物理的な構内配線の確立を依頼します。
-
データセンター事業者が構内配線を確立し、該当ポートのリンクアップ確認後、最大24時間でPhysical Port のステータスが
available
に変更され、Physical Port開通完了となります。
※Physical Portの手動開通を行うことで、リンクアップ前に開通させることも可能です。 手動開通の手順については、Physical Portの手動開通をご参照ください。
また、 available
へステータスが変更されると、VCI を当該Physical Portに作成できるようになります。
VCIを作成する手順については、VCIの作成をご参照ください。
備考
ポートの冗長の構成イメージは下図のようになります。
注意事項
Physical Portの作成後、ステータスが available
になると、課金開始となります。