Virtual Circuit Interface(VCI)の作成
Virtual Circuit Interface(VCI)は、お客様の機器とOCX機器の間で利用する仮想ネットワーク(VLAN)に相当する機能です。Physical Portを作成した後に設定することができる接続インターフェースとなります。
本ページでは、OCXポータルを利用してVirtual Circuit Interface(VCI)を作成する方法について説明します。※以下、文中では「VCI」と表記します。
注意
VCIに設定するVLAN IDは、紐付けようとするPhysical Portの中で一意になるように設定して下さい。
他のお客様とのVLAN IDの重複を気にする必要はありません。
OCX側機器において、受付できるイーサネットフレームのVLANタグは802.1q(0x8100)のみ です。802.1ad(0x88a8)や9100(0x9100)および9200(0x9200)等のフレームを受信した場合は破棄されます。
準備
VCIを作成する前に以下をご確認ください。
- 自身のUser Roleが
admin
oruser
権限のいずれかであること - VCI作成対象のエンドポイントとなるPhysical Portのステータスが
available
になっていること
Virtual Circuit Interface(VCI)作成手順
- OCXポータルにログインします。
- 左側のナビゲーションバーより、[Virtual Circuit Interfaces(VCIs)] をクリックします。
- Virtual Circuit Interfaces のリストページから、[作成] をクリックします。
- 情報入力画面へ切り替わりますので、下記項目を記入し、 [作成] をクリックします。 *がついている項目は必須入力となります。
-
名前
- 任意の名前を入力してください。特に複数のVCIを作成する場合は、簡単に識別できる名前を入力しておくと管理がしやすくなります。
- 文字数は、最大40文字です。
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VLAN ID
- 2~4000の範囲で任意の番号を指定ください。また、設定する際には、オンプレミス側で使用しているVlan ID、他の拠点のVCI 、Cloud Connectionで利用されるVlan IDなどあらかじめ設計・確認しておくことを推奨します。
-
速度(帯域)
- 1~10Gbpsの中から選択してください。また、Physical Portの速度(帯域)を超過するような帯域を購入(オーバーコミット)することも可能です。
-
エンドポイント
- 作成済みのPhysical Portを選択してください。
-
Untagged
- 特定のVLANをネイティブVLANとして扱い、アクセスポートとして振る舞うことができます。ただし、設定するエンドポイントの中でUntaggedが使えるVCIは1つに制限されます。
1つのエンドポイントの中で、UntaggedとそうでないVCIを混在させることが可能です。その場合、お客様側の機器でも適切にネイティブVLAN及びVLANをハンドリングできるように設定下さい。
- 特定のVLANをネイティブVLANとして扱い、アクセスポートとして振る舞うことができます。ただし、設定するエンドポイントの中でUntaggedが使えるVCIは1つに制限されます。
- [作成の確認]ポップアップが表示されますので、注文にかかる料金をご確認いただき、[作成] をクリックします。
- Virtual Circuit Interfaces のリストページが表示され、注文した VCI のステータスが
available
になることを確認します。また、課金開始まで猶予があることを示すステータスであるbilling pending
も同時に表示されていることを確認します。
以上で、Virtual Circuit Interface(VCI)の作成が完了となります。
VCIをアタッチするためのVirtual Circuit(VC)を作成する手順については、VCの作成をご参照ください。
補足
- VCI作成から72時間以内に廃止(削除)操作を行うことで、課金キャンセルとなります。削除操作についてはこちらをご参照ください。
- 課金については、VCIの課金体系についてをご参照ください。