Virtual Circuit Interface(VCI)の作成
Virtual Circuit Interface(VCI)は、お客様の機器とOCX機器の間で利用する仮想ネットワーク(VLAN)に相当する機能です。エンドポイント*1を作成した後に設定することができる接続インターフェースとなります。
本ページでは、OCXポータルを利用してVirtual Circuit Interface(VCI)を作成する方法について説明します。※以下、文中では「VCI」と表記します。
※1 エンドポイント: Physical PortもしくはLag Port
注意
VCIに設定するVLAN IDは、紐付けようとするエンドポイントの中で一意になるように設定して下さい。
他のお客様とのVLAN IDの重複を気にする必要はありません。
1つのエンドポイントに作成可能なVCIの上限は255個になります。それを超えたVCIを作成することはできません。
準備
VCIを作成する前に以下をご確認ください。
- 自身のUser Roleが
admin
oruser
権限のいずれかであること - VCI作成対象のエンドポイントのステータスが
available
になっていること
Virtual Circuit Interface(VCI)作成手順
- OCXポータルにログインします。
- 左側のナビゲーションバーより、[Virtual Circuit Interfaces(VCIs)] をクリックします。
- Virtual Circuit Interfaces のリストページから、[作成] をクリックします。
- 情報入力画面へ切り替わりますので、下記項目を記入し、 [作成] をクリックします。 *がついている項 目は必須入力となります。
-
名前
- 任意の名前を入力してください。特に複数のVCIを作成する場合は、簡単に識別できる名前を入力しておくと管理がしやすくなります。
- 文字数は、最大40文字です。
- リソースの名前の先頭および末尾に含まれる空白文字は自動的に削除されます。
-
VLAN ID
- 2~4000の範囲で任意の番号を指定ください。また、設定する際には、オンプレミス側で使用しているVlan ID、他の拠点のVCI、Cloud Connectionで利用されるVlan IDなどあらかじめ設計・確認しておくことを推奨します。
-
速度(帯域)
- 1~10Gbpsの中から選択してください。また、エンドポイントの速度(帯域)を超過するような帯域を購入(オーバーコミット)することも可能です。
-
エンドポイント
- 作成済みのエンドポイント(Physical PortもしくはLag Port)を選択してください。
-
Untagged
- Untaggedを設定することで、VLAN tagを必要とせずアクセスポートとして振る舞うことができます。ただし、設定するエンドポイントの中でUntaggedが使えるVCIは1つに制限されます。 1つのエンドポイントの中で、UntaggedとそうでないVCIを混在させることが可能です。その場合、Untaggedで設定したVCIはOCX設備ではNative VLANとして扱いますので、お客様側の機器でも適切にNatiev VLAN及びその他のVLAN tagをハンドリングできるように設定して下さい。
- [作成の確認]ポップアップが表示されますので、作成にかかる金額をご確認いただき、[作成] をクリックします。
- Virtual Circuit Interfaces のリストページが表示され、作成した VCI のステータスが
available
になることを確認します。また、課金開始まで猶予があることを示すステータスであるbilling pending
も同時に表示されていることを確認します。
以上で、Virtual Circuit Interface(VCI)の作成が完了となります。
VCIをアタッチするためのVirtual Circuit(VC)を作成する手順については、VCの作成をご参照ください。
補足
- VCI作成から72時間以内に廃止(削除)操作を行うことで、課金キャンセルとなります。削除操作についてはこちらをご参照ください。
- 課金については、VCIの課金体系についてをご参照ください。