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Interfaceの作成

本ページでは、OCXマネージメントポータル上の Interfaceの作成 機能を利用してOCX-Router(v1)のリソースに紐付いたInterfaceを作成する方法を説明します。
Interfaceは、OCXネットワークを介してクラウド間、サイト間を接続するためのインターフェースです。OCX-Router(v1) 設定後に作成可能です。 

補足

  • VRRP(Virtual Router Redundancy Protocol)を任意で利用することが可能です。そのため、Interface作成時には下記の事項に注意してください。

    • Interfaceには、実IPアドレスに加えVRRP仮想アドレスをオプションとして設定することが可能です。適切な大きさのサブネットでご利用ください。
      (VRRPを併用する際に、Point-to-Point接続を想定して/31のサブネットを指定すると、アドレスが不足するため設定できません)
    • Interfaceの実IPアドレス及びVRRP仮想アドレスには、ネットワークアドレス・ブロードキャストアドレスの指定はできません。
    • 他のお客様とのVRIDのバッティングを気にする必要は無く、VRRPを利用するルータ間で有効なパラメータとして設計してください。
    • Interfaceのプライオリティは、Primaryルータ側が高くなるように設定されています。
  • Interfaceで利用できるアドレスファミリとしては、IPv4とIPv6のどちらか一方、または両方を設定することができます。

  • Interface作成後、VCにInterfaceを Router Connection としてアタッチすると通信できるようになります。

  • Interfaceには、下記に定めるIPv4及びIPv6アドレス帯は利用できません。

    • IPv4アドレス
    アドレス帯 備考
    0.0.0.0/8RFC1122 this network
    127.0.0.0/8RFC1122 localhost
    192.0.0.0/24RFC5736 IETF protocol Assignments
    192.0.2.0/24RFC5737 TEST-NET-1
    192.88.99.0/24RFC7526 6to4 anycast relay
    198.18.0.0/15RFC2544 benchmarking
    198.51.100.0/24RFC5737 TEST-NET-2
    203.0.113.0/24RFC5737 TEST-NET-3
    240.0.0.0/4Multicast Address
    224.0.0.0/4Multicast Address
    • IPv6アドレス
    アドレス帯 備考
    ::1/128
    64:ff9b::/96
    ::ffff:0:0/96
    100::/64
    2001::/23
    2001::/32
    2001:2::/48
    2001:db8::/32
    2001:10::/28
    2002::/16
    fc00::/7
    ff00::/8
    ff02::/16

準備

Interfaceを作成する前に以下をご確認ください。

  1. 自身のUser Roleが admin or user 権限のいずれかであること
  2. Interface作成対象となるOCX-Router(v1)のステータスが activated になっていること
  3. 構築するネットワーク環境に応じて以下情報を揃えておいてください
    • 利用するIPv4及びIPv6アドレス帯のネットワーク設計とアドレス利用計画

Interface作成手順

  1. OCXマネージメントポータルにログインします。

  2. 左側のナビゲーションバーより、[OCX-Router(v1)] をクリックします。

  3. OCX-Router(v1) のリストページが表示されたら、該当のOCX-Router(v1)のペアコードの右側3点リーダをクリックし、展開したメニューから Primary Interface 作成 または Secondary Interface 作成 をクリックします。
    ※Interfaceが何も作成されていない場合は、画面上に表示している「インターフェース作成」枠をクリックしても作成画面へ遷移します。

  4. Interface作成のステップへ切り替わります。入力項目は以下のように設定し、[作成] をクリックします。

    • インターフェース名

      • 任意の名前を入力します。簡単に識別できる名前を入力しておくと管理がしやすくなります。
      • 文字数は、最大40文字です。
    • IPv4 (利用しない場合はOFFに切り替えて非表示にします)

      • ローカルIPv4アドレス
        • インターフェースの実IPv4アドレスを入力します。CIDR(IPv4/mask)形式で入力します。(例:192.168.0.1/24)
      • VRRP 仮想IPv4アドレス
        • 任意の項目であり、 VRRP IPv4 仮想ルータID(VRID) と併せて設定することで、VRRPを有効にした状態で利用することが可能です。
        • VRRPの仮想IPv4アドレスを入力します。(例:192.168.0.254)
      • VRRP IPv4 仮想ルータID(VRID)
        • 任意の項目であり、 VRRP 仮想IPv4アドレス と併せて設定することで、VRRPを有効にした状態で利用することが可能です。
        • 1〜255の範囲で任意の番号を入力します。お客様機器やPrimary/Secondaryルータ間でVRRPを利用する場合は、予めVRIDの仕様や計画を立ててのご利用を推奨します。
    • IPv6 (利用しない場合はOFFに切り替えて非表示にします)

      • ローカルIPv6アドレス
        • インターフェースの実IPv6アドレスを入力します。IPv6/mask形式で入力します。(例:2001:db8::dead:beef/96)
      • VRRP 仮想IPv6アドレス
        • 任意の項目であり、 VRRP IPv6 仮想ルータID(VRID) と併せて設定することで、VRRPを有効にした状態で利用することが可能です。
        • VRRPの仮想IPv6アドレスを入力します。(例:2001:db8::dead:fffe)
      • VRRP IPv6 仮想ルータID(VRID)
        • 任意の項目であり、 VRRP 仮想IPv6アドレス と併せて設定することで、VRRPを有効にした状態で利用することが可能です。
        • 1〜255の範囲で任意の番号を入力します。お客様機器やPrimary/Secondaryルータ間でVRRPを利用する場合は、予めVRIDの仕様や計画を立ててのご利用を推奨します。
  5. 作成確認のポップアップが表示されますので、設定内容をご確認いただき、[作成] をクリックします。

  6. OCX-Router(v1) のリストページが表示され、作成した Interface のステータスが activated になることを確認します。
    OCX-Router(v1)名称の横の 更新アイコン をクリックすることで状況を更新することができます。

以上で、Interfaceの作成が完了となります。

Interfaceを作成すると、BGP Parameterの作成Static Routeの作成が可能になります。
また、VCのアタッチ機能を使い、Interfaceをアタッチすることができます。詳細は各操作ページをご確認ください。