BGP Parameterの作成
本ページでは、OCXマネージメントポータル上の BGP Parameterの作成 機能を説明します。
BGP Parameter機能でBGP(Border Gateway Protocol)を利用し、iBGPもしくはeBGP接続により動的な経路制御を可能とします。
補足
- ルータのインスタンス毎に扱うことのできる経路数は10,000経路が上限となります。
- PeerのASNがLocalと同じである場合はiBGP、異なる場合はeBGPとして動作します。
- Holdtimerの値は90秒で、変更できません。
- 次のASNはRFCで予約されているため、利用できません。
- 0
- 23456
- 65535
- 4294967295
準備
BGP Parameterを作成する前に以下をご確認ください。
- 自身のUser Roleが
admin
oruser
権限のいずれかであること - BGP Parameter作成対象となるInterfaceのステ ータスが
activated
になっていること - 構築するネットワーク環境に応じて以下情報を揃えておいてください
- 接続元(ローカル)のIPアドレス、接続先(リモート)のIPアドレス
- 接続先AS番号
BGP Parameter 作成手順
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OCXマネージメントポータルにログインします。
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左側のナビゲーションバーより、[OCX-Router(v1)] をクリックします。
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OCX-Router(v1) リストページから、該当のOCX-Router(v1)リソース内、該当のInterfaceをクリックします。
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OCXマネージメントポータル画面右上3点リーダをクリックし、展開したメニューから
BGP Parameter 作成
をクリックします。
※画面上部のBGP Parametersタブに切り替えをし、「BGP Parameter 作成」枠をクリックしても作成画面へ遷移します。 -
BGP Parameter作成のステップへ切り替わります。入力項目は以下のように設定し、[作成] をクリックします。
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ローカルアドレス
- 接続元となるInterfaceのIPアドレスを入力します。(例:192.168.0.1)
-
リモートアドレス
- 接続先(Peer)となるIPアドレスを入力します。(例:192.168.0.2)
-
リモートASN
- 接続先(Peer)のAS番号を入力します。4byte ASNをご利用いただけます。
使用出来ないASNは、 [補足] 欄を参照ください。
- 接続先(Peer)のAS番号を入力します。4byte ASNをご利用いただけます。
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MD5認証キー
- 任意の文字列を入力します。半角文字6文字以上80文字で設定できます。
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BFD
- BFD(Bidirectional Forwarding Detection)機能の有無をON/OFFで設定できます。BFDは、Primary/Secondaryルータ間の転送パスの生存状況を調べて高速に障害を検知できる機能です。
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AS Path Prepend
- リモートASNに送信するBGPパスアトリビュートです。0~8の数値で入力します。(例:2)
入力した数値だけ、自ASのAS-PATHが付加されます。
- リモートASNに送信するBGPパスアトリビュートです。0~8の数値で入力します。(例:2)
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BGP Communities
- リモートASNに送信するBGPのパスアトリビュートで、任意入力項目となります。
必要に応じてAA:NN形式(例:23456:100)やRFC1997で定義されたWell-known community値(下表)で入力します。
あらかじめBGP Communityの設計をしておくことを推奨します。
Well-known community 値 動作 NO_EXPORT 0xFFFFFF01 eBGP Neighborに経路情報を送信しない NO_ADVERTISE 0xFFFFFF02 いかなるBGP Neighborにも経路情報を送信しない NO_EXPORT_SUBCONFED (local-as) 0xFFFFFF03 BGPコンフェデレーションで、異なるサブASに経路情報を送信しない - リモートASNに送信するBGPのパスアトリビュートで、任意入力項目となります。
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ConnectedとStatic Routesの経路再配布
- 設定するPeerに対して、当該ルータに設定した全てのStatic RouteとConnected経路(Interfaceに設定したアドレスの経路)をBGPで経路再配布することができます。
静的ルーティングとBGPによる動的ルーティングの混在環境で正しくルーティングする際に必要なオプションですので、必要に応じてONを選択してください。
後から追加・削除したStatic RouteやConnected経路も自動で適用されます。
- 設定するPeerに対して、当該ルータに設定した全てのStatic RouteとConnected経路(Interfaceに設定したアドレスの経路)をBGPで経路再配布することができます。
静的ルーティングとBGPによる動的ルーティングの混在環境で正しくルーティングする際に必要なオプションですので、必要に応じてONを選択してください。
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RFC1918対象経路を集約
- RFC1918対象経路を集約して経路広報することができます。
ONにすることで経路集約が行われますので、Cloud Connectionにおけるメガクラウド側ルートテーブルにて受信経路数に制限がある場合など、必要に応じてご活用下さい。
以下が集約対象となる経路です。
10.0.0.0/8
172.16.0.0/12
192.168.0.0/16 - RFC1918対象経路を集約して経路広報することができます。
ONにすることで経路集約が行われますので、Cloud Connectionにおけるメガクラウド側ルートテーブルにて受信経路数に制限がある場合など、必要に応じてご活用下さい。
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デフォルトルートを経路広報する
- デフォルトルート(0.0.0.0/0)のStatic Routeを設定することなくBGPで経路広報することができます。必要に応じてONを選択してください。
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作成確認のポップアップが表示されますので、設定内容をご確認いただき、[作成] をクリックします。
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BGP Parameters のリストページが表示され、作成したBGP Parameter が表示されます。
以上で、BGP Parameterの作成が完了となります。