Inter Area Virtual Circuit(IAVC)について
Virtual Circuit(VC)の作成時に2つの異なるエリアを選択することで、エリアをまたぐ拠点間の通信が可能になります。このようなVCをInter Area Virtual Circuit(IAVC)と呼びます。
本ページでは、IAVCの概要について説明します。
IAVCの仕組み
IAVCは、日本とシンガポールなど、異なるエリア間を接続するためのVCです。
VCにリソースをアタッチする際は、VC作成時に選択したエリアにインターフェースを持つリソースのみアタッチ可能です。 VCI, Cloud Connectionのインターフェースのエリアの判定は以下をもとに行います。
- VCI
- 紐づくPhysicalPort/LagPortの拠点(DC)に従ってエリアが決まります。詳しくは拠点一覧をご参照ください
- Cloud Connection
- 作成時に選択したCloud NNI PoP名に従ってエリアが決まります。詳しくはCloud Connectionのロケーション一覧をご参照ください。
これら以外のリソースは、現時点では日本エリアでのみ利用可能です。
利用例:日本とシンガポールを接続する場合
日本とシンガポールのエリアを選択したIAVCに以下のようなリソースをアタッチすることで、エリア間の通信を実現できます。
- 日本側: 日本のデータセンターにあるPhysical Portに紐づくVCIをアタッチ
- シンガポール側: シンガポールに接続拠点を持つCloud Connectionをアタッチ
エリア一覧
現在対応しているエリアは以下の通りです。 エリアをまたぐ通信を利用するためには、2つのエリアを選択したIAVCを利用する必要があります。
- 日本
- タイ
- シンガポール
料金について
エリアが1つのVCは無料ですが、エリアが2つのIAVCの利用には料金が発生します。 課金については、VCの課金体系についてをご参照ください。
※ 2025年9月24日より前に作成されたVCは、すべて日本エリアのみが選択されたものとして扱われ、料金は発生しません。