SaaSとの接続
解決したい課題
OCX経由でMicrosoft 365などのSaaSに接続したい。
OCXによる解決
SaaS Connectionをご利用いただくことで、OCXが対応しているSaaSに接続できます。
接続するSaaSを追加する場合は、SaaS Connectionを追加し、OCX-RouterのBGP設定を行うことで追加できます。
OCXリソース
リソース | 必要数 | 必要数(東阪冗長) |
---|---|---|
Physical Port | 2 | 2 |
VCI | 2 | 2 |
SaaS Connection | 1 | 2 |
VC | 4 | 5 |
OCX-Router(v1) | 1 (2インスタンス) | 1 (2インスタンス) |
Interface(RouterConnection) | 6 | 6 |
構造
構成図
構成図(東阪冗長)
利点
- SaaSへの安定した接続を提供し、通信を最適化します。
- OCX-RouterでBGP設定を集約することで、設定が容易になります。
- 東阪冗長で構成することで、SaaSへの通信の冗長性を向上させることができます。
注意点
- 各AS番号やセグメントが重複しないように設計してください。
- SaaSの使用条件については、各SaaS事業者にお問い合わせください。
- 別途、DNSとの接続が必要となります(インターネット接続やプライベートDNSなど)。
- SaaS ConnectionのSLA基準を満たすためには、東阪冗長構成が必要です。
- SaaSによっては、東阪冗長構成に対応していない場合があります。
- NAT IPアドレス1つあたりのセッション数は約62,000セッションが目安です。
- セッション数が増加してきた場合は、NAT IPアドレスの追加をご検討ください。
- SaaS ConnectionはIPv6には対応しておりません。